『いちばんよくわかるWebデザインの基本 きちんと入門』を読んだ
25 Aug 2017『いちばんよくわかるWebデザインの基本 きちんと入門』を読んだ。
タイトルのとおりとてもわかりやすかった。デザインの説明のための事例も豊富だし見てて飽きない。
Webデザイナーだけでなくエンジニアやディレクターにもおすすめ。
どんなにインフラやバックエンドが作り込まれていても見た目が良くなければユーザーは見向きもしない。
ユーザーが見てくれる・触ってくれるようなものを作りたい。
自分で見た目のデザインまである程度のレベルのものを提示できたら、
と最近強く思うようになったのでデザインに関する勉強を始めた。
この本はWebデザインで必要なものをひととおり学べるので非常によい。
フロントエンドをいじるときはおおいにこの本の内容が参考になる。
たとえばレイアウトを組んだり、マイクロインタラクションとしてアニメーションを入れたりするとき、
ボタンの色をCSSで指定するとき、UIを設計するとき、
今まではなんとなくでやっていたけれど、どのようにやれば効果的なのかわかるようになった。
また、特に読んでいて面白かったのは配色の章で、
普段なにげなく見ているものもしっかり考えられて配色されているんだなーと思うようになった。
当たり前なんだけれども、人が作ったもの全てが誰かによってデザインされているものだと認識するようになった。
身の回りのものは使用者のためにルールに則って(時には逸脱して)デザインされていると気づくと、
どうしてその形状をしているのか、どうしてその配色なのか、ということをルールに照らしながら考えるようになった。
物の見方が変わって、デザインって素晴らしいし面白いんだな、とちょっと感動。
本は以下の内容で構成されている。
CHAPTER1 Webデザインの基本
CHAPTER2 レイアウト
CHAPTER3 配色
CHAPTER4 写真と図版
CHAPTER5 タイポグラフィー
CHAPTER6 HTML5とCSS3
CHAPTER7 インタラクション
CHAPTER8 運用とマーケティング
どの章も読みやすく面白かった。
デザインの心構えを説き課題解決のためのデザインをするためのワークフローを説明するCHAPTER1、
デザインをしたものをいかに広めていくかを説明するCHAPTER8、
これらが特に面白かった。
本当にこれ一冊でWebデザイナーに必須な基礎知識は全て網羅できてる感じ。
良い本。