『実践Node.jsプログラミング』を読んだ
14 Feb 2017『実践Node.jsプログラミング』という本を読んだ。
非常にいい本だった。
Node.jsの本ならおそらくこの本が一番ではないだろうか。
今までNode.jsをちょくちょく触ることはあったが、
本格的に使用したことはなかった。
クライアントJavaScriptは書き慣れていたので、
Node.jsも簡単だと思っていたが、
実際やってみるとそうではなかった。
そのためにこの本を読んでみたのだが、
非常にためになった。
JavaScriptの初心者には厳しいが、クライアントJavaScriptは書き慣れている
かつNode.jsで書いた事がなくてこれから書く・勉強したいという人にぜひ読んでもらいたい本である。
本の内容は以下のとおり。
第Ⅰ部 Nodeの基礎知識
第1章 Node.jsに、ようこそ!
第2章 マルチルーム・チャットアプリの構築
第3章 Nodeプログラミングの基礎知識
第Ⅱ部 NodeでWebアプリケーションを開発する
第4章 Webアプリケーションの構築
第5章 アプリケーションのデータをストアする
第6章 Connect
第7章 Connectの組み込みミドルウェア
第8章 Express
第9章 Expressの高度な使い方
第10章 Nodeアプリケーションをテストする
第11章 Webアプリケーションでテンプレートを使う
第Ⅲ部 NodeでWebアプリケーションを開発する
第12章 Nodeアプリケーションのデプロイと可用性
第13章 WebサーバばかりがNodeではない
第14章 Nodeのエコシステム
Node.jsの流儀を知らない人は、第3章を読むとよい。
プログラムの分割や分割されたモジュールの読み込みの仕方、
非同期で実行されるNode.jsで同期的に実行するやり方など、
Node.jsのハマりどころについて詳細に解説されている。
また、Node.jsのフレームワークであるExpressの詳細な説明がある。
Expressが利用するConnectの詳細な説明もあるので、Expressを勉強にもなる。
この本はExpressを使ったWebアプリケーション作成について多くの紙面を割いているが、
個人的には第13章も面白いと思う。
Node.jsはWebアプリケーションだけではないということをこの章が示している。
Socket.ioでのリアルタイムでのやりとりが可能であることや、簡単にTCPのサーバ・クライアントが書けるということが記載されている。
Node.jsはJavaScriptなので非常にとっつきやすい言語かと思ったが、実際はそうではなくクセが強いが、
ローレベルなものからリアルタイムアプリケーションまで作れる、とても面白いものだと思う。
何かNode.jsで作りたくなった。